残日録15 井上靖研究会

 昨日7/28は金沢で井上靖研究会があったので出席した。何志勇(大連外国語大学副教授)「『天平の甍』の誤訳と誤読―楼適夷訳を例に」と小田島本有(釧路鉱業高等専門学校教授)「「あすなろう」「三ノ宮炎上」から『あすなろ物語』へ」の日本の発表があった。

 井上靖の散文詩について小説との関係を論じたものはあるが、詩そのものについての論考は多くない。「句読点」に着目して、詩の「入子型」構造について論じることができないか、と思っていて、詩をデータベース化している。文字化けを修正したので、データを井上靖のご長男の修一氏に送付することにした。

 修一氏のつれあい様に久しぶりにお会いできた。まだ、高月図書館に在籍しているものと思っていたとのことで、驚かれておられた。

 井上靖記念文化財団発行の「伝書鳩」の来年号にエッセイを書くことになった。小説『星と祭』について、「殯(もがり)」と「弔い」、そして民衆の信仰といったあたりのことになるだろう。初期の号に何度か書かせていただいていたことを思い出した。

2018年07月29日