ドラマ「ふったらどしゃぶり」——残日録250306
いささか古いのだが橋爪大三郎ブログ「アメリカでいま「一夫一妻」ではない「複数婚(ポリアモリー)」が広がるワケ」 2021.12.28から。
人びとの多様性を認め、さまざまな生き方を支援するのは、ここ数十年の大きな社会の流れだ。ゲイとレズビアンから始まって、LGBTになり、LGBTQになり、KGBTQ+になった。「+」は、もっといろいろあります、の意味である。
どういろいろか、全部並べると、LGBTQQIAAPPだという。
順番に、
Lesbian/gay/bisexual/transgendaer/queer/questioning/intersex/asexual/allies/pansexual/
Polyamorous/polysexual
の頭文字をとったものだ。
PLACとは、ポリアモリー法的支援連合(Polyamory Legal Advocacy Coalition) のこと。ポリアモリーを専門に支援する法曹家らの団体だ。
行政や裁判所は、ポリアモリーを知らなかったり偏見かあったりする場合が多くて、依頼人が不利益を被る。それをなんとかしようという活動だ。サマビル市やケンブリッジ市の条例制定にも、この団体は知恵を出しているようだ。
PLACは、Chosen Family Law Center(選ばれた家族の法律センター)と、ハーバード大学ロースクール(法科大学院)のLGBTQ+支援クリニックとが、母体になったらしい。この分野で支援活動を進める法曹家の集まりである。
ここでchosen(選ばれた)とは、神があなたに特別にあつらえた、という意味で、ほかの人びとと違っていてもよい、という意味である。
わが国に、こういう支援組織があるのだろうか。そもそも、ポリアモリー(複数婚)やアセクシュアル(性に無関心)という言葉があるだろうか。自分がそれにあてはまっても気がつかないひとが多いのではないか、と気になってしまう。
我が国にこういう支援組織があるのかどうか、門前の小僧でもないので知らない。
この日録では、ドラマ「ふったらどしゃぶり」とその原作について書くつもりをして始めたが、所用繁多で、3月になってしまった。
今月は、図書館評論の原稿を仕上げねばならないので、月末か翌月かになってしますだろう。
それとともに、「六夢堂」の加古川への移転が近づいてきたので、とおりあえず「六夢堂」は3月末で閉店とし、このブログ自体もしばらく休むこととする。加古川で継続するのかは未定ではある。(追補;六夢堂の看板は加古川でもかけることにした)